(メディアファクトリー刊、1260円・税込) 第15回日本ホラー小説大賞大賞、第3回ポプラ社小説大賞特別賞、そして第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞と、3つの新人賞を別々の作品で同時期に獲得するという荒技をやってのけた新人・真藤順丈氏の『地図男』が、『ダ・ヴィンチ』を発行するメディアファクトリーから刊行された。
カバーにはこんな風にあらすじが書かれている。
仕事中の〈俺〉は、ある日、大判の関東地域地図帖を小脇に抱えた奇妙な漂浪者に遭遇する。地図帖にはびっしりと、男の紡ぎだした土地ごとの物語が書き込まれていた。千葉県北部を旅する天才幼児の物語。東京二十三区の区章をめぐる蠢動と闘い、奥多摩で悲しい運命に翻弄される少年少女。物語に没入した〈俺〉は次第にそこに秘められた謎の真相に迫っていく。
じつは、まだ中身を読んでいない。追ってこのホームページに書評を掲載する予定だが、これだけ多くの文学新人賞を一挙に獲得するほどの文才がどんなものなのか、まずはそういう単純な好奇心からこの本を買った。同じようにして「ジャケ買い」した方もおそらく多いことだろう。「ジャケ買い」できる本はそう出てくるものではない。あなたも一冊どうだろう。(出版WEB担当・川村)





















