
(『もう1杯!! 『酒つま』編集長大竹聡のチャランポラン酒場歩き』、産業編集センター、本体1400円+税)
昨年1年で自分が飲んだホッピーは約700本。石渡社長が変わったおかげで(=『社長が変われば会社は変わる! ホッピー三代目、跡取り娘の体当たり経営改革』、阪急コミュニケーションズを参照のこと)、いろんな店でホッピーが飲めるようになり喜ばしいことこの上ない。本年も頑張って協力いたしますので、ますます拡販に邁進してくださいっ!>石渡社長。
この魅惑的な飲み物の普及を裏側から支えたのが、この本の著者である大竹氏。間違いない。なんだコレは、としか言いようのない呑んだくれ不定期雑誌『酒とつまみ』の発行人である。
中央線を各駅下車で飲み歩くホッピーマラソンは衝撃的な企画であったし、いろんな酒をホッピーで割ってみる企画は「タモリ倶楽部」でも大々的に取り上げられたのでご存じの方も多いだろう。蘊蓄の「う」の字も見あたらないのに、蘊蓄から「く」の字を除いたモノはむやみやたらと話題にされる、この雑誌から漂う「幸せな壊れ方」みたいな楽しさに、つられて壊れてもう一杯(セットで)!
と、いうことで本書はオータケさんが少しだけセンチメンタルに過去を振り返りつつ愛する酒場を経巡る記録である。そしてまた、そんな愛する酒場で飲み過ぎて壊れながら、亡くなった父親との決して円満とはいえない過去へのひっかかりや、『酒とつまみ』発行にいたった経緯を語っていたりする、ある意味では個人的な記録でもある。関わりの深かったバーテンさんの死に接して、やっぱり飲み過ぎて壊れたりもする。しかし、どんなに壊れても、とっても礼儀正しく謙虚な著者だったりするのである。
地方の飲み屋を飲み歩く章では、宇能鴻一郎『味な旅舌の旅』(中公文庫、品切重版未定)を彷彿とさせ、ちょっとだけ文学の趣さえ感じさせてくれるのであった。(田町店店長・前田)
『スポーツ報知』のインタビュー記事も参照ください。





















