
江の島にある小さな食堂、ワイキキ食堂。その店をひとりで切り盛りする若者・頼(より)が飼っているのが、左足の付け根にハート型の模様があるメス猫・オードリー。彼女を主役とした「青春ミステリーLOVEファンタジーねこまんがぁ・・・」(帯より)が、『江の島ワイキキ食堂』(岡井ハルコ著、少年画報社)です。
そう、ファンタジー。この猫、人語を解するだけでなく、なんとそれを話す能力も持っています。もちろん周りには秘密ですが。彼女はこの力を使い、主人の食堂を繁盛させたり、幼なじみとの恋を成就させたりと大活躍。ときには失敗もやらかしますが。
注目は巻末の第9話。捨て猫と間違われたオードリーは、観光客によって東京に連れてこられます。果たして無事に主人の元へ帰りつけるのか。彼女の頼を想う気持ちに涙。ほのぼの笑える猫まんがだと思ったら、案外に泣かされます。人間じみた不思議な猫、オードリーに惚れてください。(仙台青葉通り店・佐々木)
ISBN:978-4785932411、刊行日:2009/10、定価630円(税込)




















