
男で生きたい。男で死にたい。男になりたい。(by エンセン井上・もともとは稲川聖城総裁の言葉だったのかな・・・)
堅気として生きながらもこんな言葉に身悶えしてしまう因果者なあなたにおすすめの本の紹介です。『羊の目』の主人公は夜鷹の女に産み落とされ、浅草の侠客・浜嶋辰三に育てられた神崎武美。辰三をただひとりの親とあがめ、生涯の忠誠を誓うその姿を通して生みの親ではなく新たに親子の契りをかわすという、ヤクザ・キリスト者にも共通する「親とはだれか」という観念をも問う傑作です!
まさに匂い立つような文章で、小物のつかいかたもうまく、美しいイメージが喚起される箇所が多々あります。刺青の場面などわたしにはたまりませんね・・・映像化・舞台化を期待していますが、それなら神崎武美役にはぜひ成田屋(市川海老蔵)で! どうしてかというのは・・・武美と辰三の最後の日々の部分をお読みください。(東村山店・大野)
ISBN978-4167546151、刊行日:2010/5、定価660円(税込)




















